①オーディオファイル(ステレオ)

 

②オーディオファイル(モノラル)

 

③2MIX(ミックスダウン)コンプ掛け過ぎNG

 

④2MIX(ミックスダウン)OK

6月になり、先月は仕事がかなりキャンセルになりましたが、今月に入り少しずつお仕事を頂ける様になりました。

まだ気は抜けませんが、手洗い、うがい、マスク、消毒、ソーシャルディスタンス、三密を避ける等、今、自分に出来る事には行いながら仕事を行いたいと思います!

決定的なワクチンが見つかるまでは、新型コロナと上手く共存していくしかありませんね。

 

先月は今まであまり使わなかった音源を使用したり、メインで使用しているDAWソフト、Logic X ,Protoolsの今まで知らなかった裏技的テクニック等を会得したり

していました。(こんな事が出来たんだ!と驚く事も多かったです(笑)。)

 

また、大型コンペに参加したりと今まで普段やりたくても中々出来なかった事を行なっていました。コンペでここまで力を入れたのは初めてです。

男女ツインボーカルで2曲制作しましたが約2週間、朝から翌朝まで『疲れたら仮眠を取る』程度で制作しました。

結果は勿論楽しみではありますが、私、作詞家、歌い手、オブザーバーと6名のチームで制作したので、みんなでやり切った事にとても充実感を感じています!

 

5月末頃からボーカルレコーディングを弊社レコーディングスタジオで行う事も増え、またボーカルの素材を送って頂き、ノイズ除去、ピッチ(音程)修正をさせて頂く事が増えました。

そこで音声データのメール便でのやり取りに非常に役に立っているのがSound Studioです。

 

初めはボーカルの処理が終わり、クライアントに送ろうとバウンスした(書き出した)ファイルがモノラルで修正したのにステレオになってしまう。。。

DAW上で必ずモノラルに出来るはずと色々調べて行なったりもしましたが、モノラルのオーディオファイルにならない。。。なったとしてもステレオファイルのL(左)が無くなっているだけ。。。

そこで、困ったもんだと色々調べて知ったのがこのSound Studioでした。

 

使用方法はいたって簡単。ステレオファイルをSound Studioで開いて『モノラル変換』とするだけです。

すると①オーディオファイル(ステレオ)②オーディオ

ファイル(モノラル)になります!うん、これはとても便利です!

 

納期が迫っており、別案件と同時進行で作業を行なっていたので本当に助かりました。

最近では、2ミックス(ミックスダウン)した楽曲をまずはSound Studioで開いて聴きます。試聴する前にSound Studio上でオーディオデータを見る事が多いです。

コンプかけ過ぎ、またリミッターかけて音圧を稼ごうとしたファイルは③コンプかけ過ぎNGのような波形になります。

後から楽曲を聴いてもわかりますが、自分はオーディオデータを見た瞬間にそのミックスはボツにします。(この写真はNG例としてコンプをわざと強くかけたものです。)

聴いてわかりますがで視覚上でも音がオーディオデータに密集しているのがよく分かります。密集している分、音のアタック感、繊細さに欠け、音圧が凄いです(笑)。

 

自分は④2MIX OKくらいに仕上げます。この波形を見てわかる通り、高音域、低音域の細部がオーディオデータの波形に表示されています。

これは実際に楽曲を聴いても高音域(特にドラムのシンバル類)や低音域(ドラムのキック、ベースの低域等)のアタック感、リバーブの掛かり度合いなどが繊細に出ている事が良く分かります。

   

またこのSound Studioの便利な所が、例えば48Khで書き出さないといけない所を44.1Khで書き出してしまった!(汗)という時も再度バウンスしなくても44.1KhのファイルをSound Studio上で48Khに変更が出来ます。(サンプルレート変換は192Khまで可能です。)

その他も自分は行いませんがノーマライズが出来たり、フェードイン、フェードアウト,ゲインの上げ下げ、EQ処理なども出来ます。またSound Studio上で録音も出来ます。

アップルストアでも販売しており、トライアルも確か10回程出来たと思うので良かったら試してみて下さい!

Sound Studio、非常に便利です。(特にオーディオファイルをステレオとモノラルとすぐ変換出来る機能は素晴らしい!)

 

今日は劇伴音楽制作のお話を頂けました。これから徐々にコロナ渦前の様に戻って行くでしょう!

このブログを読んで頂いている皆さま、また仕事の関係各位と一緒に私も頑張りたいと思います!!